15:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/10(日) 14:59:11.05 ID:LDSt2pnJ0
その様子は蛇が草むらをかき分けてくるのに似ていた。
するり、するり
その滑らかで静かな動きは、混雑を潜り抜けてきた経験からくるものだろう。
うさぎならば、飛び跳ねてくればよいのに。
ただ悪魔のしっぽが生えている彼女が、元気よく飛び跳ねている様子を思い浮かべると、その不気味さに口元が緩んだ。
宇佐義は眉をひそめて、頬を膨らませた。
「あぁっ、笑いましたね。ただお話ししたいだけなのに!」
思わず、可愛い後輩だと、錯覚した。
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