過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
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◆uyMG3dCVpM
[sage saga]
2015/07/03(金) 02:07:18.47 ID:mYbc1jwR0
艦内の提督室。
南方「と言うわけで泊地水鬼は無力化されているので問題はないわね」
提督「そうか。ありがとう」
南方「捕虜に捕虜の監視させないでくれない?」
榛名「すいません、現状、人手不足でして」
提督「殆どが入渠中でな・・・」
艦内にある仮設の艦娘用の入渠ドックに、戦闘に参加してダメージを受けた者が入っていたことと、
無傷の者も戦闘で受けた艦内の損傷箇所の応急修理に追われており、
単純に人手が足りないこともあって、南方棲鬼を信頼して任せてしまった。
妖精の乗員は多々いるものの、流石に妖精にそのような仕事は割り振れなかった。
南方「あんまり無作為に信用するものじゃないわよ?」
提督「誰でも信用するワケじゃないさ。何度も会話をした貴女だから任せても良いと思った」
提督「これでも、人を見る目には、そこそこ自信があるつもりだ」
その言葉が堪らなく嬉しかったが、あえて感情を殺し、必要なことだけを述べる。
本当はすぐにでも抱きしめたい。すぐにでも自分の正体を明かしたい。
貴方の母であると。
貴方は大事な、大事な・・・私の息子であると。
愛しい我が子が、立派に成長した姿を見れると思わなかった。
なんていう偶然。こんなことがあるなんて。
でも、それを言うことは出来ない。
言ってはいけない。
提督「それと陸奥、よくやってくれた」
陸奥「艦娘として、貴方の部下として、当然のことをしただけよ?」
提督「・・・ふっきれたようだな」
陸奥「提督の声が、言葉が・・・私を押してくれた。貴方のおかげよ」
提督「いいや、元々の陸奥の力だよ」
陸奥「・・・ありがとう」
提督「大戦中の軍艦は殆どが損失している。つまり皆、一度死んでいるんだ」
提督「だから誰だって程度の差はあれど、何かしらの葛藤、想い、恐怖を抱えている。トラウマって奴だな」
提督「けど君も、他の子も、新しい命を得て今を生きている。いくらでもこれから克服出来るんだ」
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