過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
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◆uyMG3dCVpM
[sage saga]
2015/07/03(金) 02:09:12.48 ID:mYbc1jwR0
榛名「・・・ひょっとして記憶が?」
南方「・・・」
南方棲鬼は無言で頷いた。
明石「本当ですか!?」
南方「でも言えない、言うワケにはいかない・・・」
榛名「すいません、かなりの自由を与えられて居ますが、貴女は捕虜だと自覚してますか?」
明石「話せる範囲で良いから後日、聞かせて頂けませんかね?」
艦娘が沈み、深海棲艦になる。多くの者がそうに違いないと考えているが未だ立証されてない。
それもそのハズ、過去一度も深海棲艦を捕虜として良好な関係を築き、会話をするに至った例はないからだ。
明石は南方棲鬼の生前の記憶を聞き、それを過去の記録と照らし合わせ
検証することに興味があった。
南方棲鬼は少し悩む仕草を見せるものの、話し始めた。
南方「そうね・・・少なくても榛名、私を打ち負かした貴女には聞く権利があるでしょうね。私を生かしたのは貴女だもの」
榛名「では聞かせて頂けるのですか?」
南方「だけど、あの子には・・・提督には言わないで欲しい。・・・って無理よね。貴女達は彼の部下なんだから」
明石「何故、提督に言わないで欲しいのですか?」
榛名「・・・内容によりますね。何か事情があるのでしたら検討はしますが・・・」
南方「それは・・・・私が・・・」
言うのか? 言っていいのか? 何度も踏み止まる。
知られたら・・・どうなる?
あの子の耳に入って真実を知ったらどうなる?
恐い。拒絶されるのが・・・
こんな姿になって尚、我が子を愛すのは罪でしょうか。
受け居られたいなんて甘い幻想を抱くのは罪でしょうか。
ねぇ・・・アナタ。
亡き夫に語りかける。
南方(私に力をください。ほんの少しの勇気を・・・)
恐怖や葛藤を飲み込んで、一歩を踏み出す。
南方「生前、私があの子の・・・提督の母だったからよ」
言った。言ってしまった。もう引き返せない。
榛名「・・・・・・え?」
明石「・・・その話、詳しく聞かせてもらえますか?」
南方棲鬼は頷くと3人で明石の割り当てられている部屋へ向かう。
彼女の部屋は、工作部屋も兼ねており、他の者の部屋と距離があって聞かれずに済むと思ったからだ。
だが、偶然通りかかって聞いてしまった者が居た。
瑞鶴(・・・どういうこと? あの深海棲艦が・・・提督さんの母親?)
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