過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
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440: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2015/07/21(火) 00:58:32.70 ID:gZJAVsU/0
次の日

リットリオは早起きして調理場に居た。

何かして、提督を喜ばせたくて、お弁当を作ることにした。

リットリオ(変に冒険しない方がいいかな?)

間宮に使用許可を貰い冷蔵庫の中の食材を使った、ごく普通のお弁当。

リットリオ「美味しいって言ってくれるかな・・・」

お昼になるのが楽しみだった。

何時の間にか彼女は、恋する乙女の目をしていた。



執務室

提督「え? お弁当? いいのか?」

リットリオ「はい。妹の分を作るついでで申し訳ないのですけど」

提督「いや、嬉しいよ」

妹の分のついで。そんなのはウソだった。

ただ、恥ずかしくてついたウソ。

提督はお弁当を平らげて、美味しかったと笑顔で言ってくれた。

それが本当に嬉しかった。

リットリオ(私、提督のこと・・・こんなにも好きなんだ)

気が付けば彼の姿ばかり追ってる。

毎日、毎日、提督のことを考えてる。

リットリオ(まだ出会って数日なのに・・・はしたないって思われるかしら)

しかし、すぐにその考えを否定する。

好きになるのに時間は関係ない。好きだから好き。ただそれだけ。

一緒に居た時間で優位が決まるなら、新参者の私に勝ち目はないのだから・・・

リットリオ(それに・・・提督は私のことをどう思ってるのかな)

気になって尋ねてみた。ありったけの勇気を出して。

リットリオ「提督は私のこと、どう思ってるのですか?」

提督「え? なんだ突然」

リットリオ「好き・・・ですか?」

それはとても勇気のいる言葉。

その言葉を発してしまった以上もう引き返せない。


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