過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
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◆uyMG3dCVpM
[sage saga]
2015/07/29(水) 03:48:20.84 ID:oqRqJdsN0
一礼して、執務室を飛び出だした。
比叡(危なかった・・・)
あの笑顔は反則だ。
あんな表情を向けられたら自制が効かなくなる。
諦めているのに、どうしても欲しくなる。
どんな犠牲を払ってでも・・・
ないと思っていた未来。
大好きな提督と2人で一緒になって、子供を生んで、
たまの休暇に金剛の家に言って・・・
皆で楽しそうに笑う。そんな幸せな未来。
だけど、それを望んでは行けない。
望んでも手に入らない。
手に入っても、姉の金剛を悲しませる。
妹の榛名も正気を保てないだろう。アレは 私と同じか・・・それ以上の・・・
比叡(やめよう。 愛する妹を悪く思うのは)
皆、提督が大好きなのだ。
誰か一人が選ばれた時点で殺し合いになるかもしれない。
恐らく、皆それすら見据えて強くなろうとしているように思える。
諦めないと行けないと思う気持ち。
諦めたくないと思う気持ち。
だから押し殺して、諦めようと自分に言い聞かせていた。
だけど・・・
―――比叡は優しいな。 ありがとう
比叡(あんな笑顔を向けられたら・・・諦めつかないじゃないですか)ハイライトオフ
その先に待っているのは親しい者すら敵となる血塗られた道なのかもしれない。
だけど、比叡の中では諦めるという意思は既に無くなって居た。
比叡(少し・・・頑張って見ようかな)
自室に戻り、鏡で自分の顔を見る。
あの忌々しい蒼い光は既に目に宿って無い。
鏡に写る自分はとても満足そうに、けれど、どこか強さを感じる目つきで笑っていた。
それから少し後、泊地水鬼も南方棲鬼と同じ様に監視付きでの
鎮守府内の自由行動が許された。
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