過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
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543: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2015/08/09(日) 01:55:42.69 ID:ghPUSSZt0
提督「時雨?」

時雨「ボク達、姉妹の我侭につき合せてゴメンね?」

提督「何時も頑張ってくれているんだ。これくらい・・・」

時雨「ボクも姉妹も寂しいんだよ。毎日、毎日、提督とお喋り出来るわけじゃないし」

提督「それは・・・」

確かに所属する艦娘の数は100を超える。

所属艦娘は日替わりで秘書艦をやる形で定着しているが、それでも全員と

毎日、しっかりとコミュニケーションを取れているかと言われると、消して取れているとは言い難かった。

無論、仕事の合間に鎮守府を巡回して話しかけたりと、自分なりに努力はしているが、

あまりに大人数なので、全てはカバーしきれないのが現状だ。

時雨「だからさ、今日くらいは皆と一緒に居てくれないだろうか」

周囲を見ると、提督に抱きつくように眠る春雨はしっかりと提督を掴んで放す気配はない。

まるで妹のように感じて少し微笑ましい。

五月雨も、涼風も、白露も、夕立も、村雨も、

皆が提督と一緒に居たいと言ってるかのように、提督の衣服の一部を掴んで眠っている。

提督「参ったな・・・これは・・・」

自分は、この子達に寂しい思いをさせていたんだなと申し訳ない気持ちになった。

時雨「ダメ・・・かな?」

提督「・・・今日だけだぞ?」

本来なら不味い事だ。部下の少女達と雑魚寝など。

だけど、時雨の真摯な気持ちや、皆が寂しい思いをしていたと思うと

頑なに拒むのも可哀想な気がした。

まだ幼い少女達だ。問題にはならないだろう。

これが戦艦や空母、重巡や軽巡等であれば、危険度はあがるだろうが。

まだ、自分の中で完全に納得は出来てなかったが、

時雨「ありがとう」

と笑顔で喜ぶ時雨を見たら、今日くらいは、この娘達の我侭に付き合っても良いかなと思う気分になった。

日頃の疲れもあり、そこで意識が途絶えた。


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