過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
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654: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2015/10/06(火) 01:27:15.73 ID:FbDlMPPN0
金剛(金剛の体に移ってる以上は姉妹を誤魔化すのは無理そうだ)

ならば、順を追って話した方がいいかと提督は判断した。

霧島「そんなことが・・・」

比叡(なんで明石さんはウソを? 私を庇った? 後で謝らないと・・・貸し作っちゃったな)

この貸しのせいで比叡の艤装もトンデモ改造を受けるハメになるのだった。

榛名「では、周囲を混乱させないようにお姉さまとして接しますね?」

金剛「そうしてくれると助かる。あまり鎮守府内を混乱させたくないしな」

霧島「私達には最初に相談して欲しかったです」

金剛「そうだな。金剛の体なんだから、姉妹である君達には話しておくべきだった」

比叡「いや、ホントすいません司令」

金剛「なんで比叡が謝るんだ?」

榛名「では何時も通りのお茶会をやりましょう」ギュッ

榛名は金剛の座るソファーに金剛に寄り添うように座り、腕を絡めてきた。

金剛「榛名? なんで腕を絡めて来るんだ?」

榛名「お茶会は何時もこうですよ?」ハイライトオフ

金剛「そうなのか。姉妹の仲が良いのは良いことだな」

霧島(そんなことしたことない癖に・・・)

霧島(しかし、榛名の一人勝ちは避けたいわね。この娘は独占欲が強いから・・・)

霧島(私の計画に支障が・・・)

霧島「そうです。私達姉妹は仲良しですから」ギュッ

榛名「っ・・・!」

霧島は反対側に座り、金剛に腕を絡めた。金剛は榛名と霧島に挟まれる形になった。

榛名は金剛に見えないように霧島を睨む。

声を出さず、口の動きだけで霧島に文句を言う

榛名『ど う い う つ も り で す か』

霧島も同様の方法で『わ か る で し ょ』と返す。

互いに相手の口の動きを呼んでの会話。読唇術と言われる技法である。

金剛「本当に仲いいんだな。何時もこんな感じなのか?」

榛名・霧島「「はい」」ハイライトオフ

比叡(しまった・・・出遅れた)

比叡(考えて見れば・・・お姉さまの体に提督・・・若干のズレはありますが・・・計画通りじゃないですか!!)

比叡「私も仲間に入れてくださいよ!」

金剛「うわっ!? 急に飛びつくな!!」

4人ともソファーごと倒れたけど、怒る気にもなれず皆で笑った。

しかし、金剛(提督)を覗く3人の笑いは表面上のモノで、内面では激しく姉妹同士で牽制しあっていた。


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