過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
1- 20
704: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2015/10/16(金) 01:07:42.29 ID:vAMOfUC40
やがて提督は泣き止んで呟いた。

提督「もっと良い子にならないとダメなんだ。誰よりも正しく」

提督「正しく、正しく、正しく・・・正しくないと英雄(ヒーロー)じゃないから」

提督「正しい人間になって・・・助けるんだ。皆を、父さんも母さんも」

提督「正しくしていればきっと帰ってきてくれる。そう約束したもん」

提督「正しく・・・正しく生きて・・・誰よりも・・・誰よりも・・・」ハイライトオフ

提督「・・・戻らないと・・・お姉ちゃん達が心配しちゃうよね。 それは正しくない・・・正しくない・・・ただ・・・」

それが今尚続く提督の原点。

やがてその理由も目的も、悲しみで心が壊れないようにする為か自分でも忘却し、

ただ正しくあるべきだという考えのみに突き動かされる。

父と母の死を提督は受け入れられなかった。

その姿が痛ましくて、見てられない。

金剛は泣いていた。声をあげて。何も出来ないことが悔しかった。

それからもどんどん場面は変わる。

金剛「・・・元帥?」

後に元帥になる男の所で面倒を見てもらっている提督の

およそ子供らしくない落ち着いた様子に元帥配下の艦娘達は関心していたが、

元提督父の部下だった艦娘と、親友だった元帥は少し悲しそうに見ている。

金剛もまっすぐ見つめることが出来なかった。

ただただ悲しくて、何も出来ずただ見ているのが辛かった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/689.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice