過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
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818: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2015/11/22(日) 03:38:52.62 ID:O2tQGQPu0
鎮守府前の海の底。

カ級三隻の部隊が居た。

誰も言葉を発しない。岩陰にアンカーを打ち込み体を固定、

推進機関は停止させている。無駄な音は一切立てない。

そろそろ、いいだろうか?

撤退命令は出ていないが予定されている時間は過ぎた。

一刻も早く離脱したい。ここはあの鎮守府のまん前だ。命がいくつあっても足りない。

その時、上から気配を感じた。

カ級(この気配は・・・同胞か?)

作戦が変更されたのだろうか?

カ級(!!!!っ)

恐ろしいまでの殺意に体が震えた。

まるで全身を鋭利な刃物で貫かれたような感覚。

ただ、感じた。見つかったと。

体は硬直して動かない。本能が逃げるように告げる。

あれは深海棲艦じゃない。限りなく近いナニカだ。逃げろと。

何かが落ちてきた。

それが爆雷だと気付いた時には遅かった。左隣に居た1隻は直撃、轟沈。すぐにアンカーを外し機関始動。

右隣に居た仲間も同じく行動するが、アンカーが深く刺さっていて抜けない。

慌てずにやれば、すぐに対応は出来るが、焦りと恐怖で手間取っていた。

そして、すぐに次の爆雷の餌食になった。

カ級「くっ!! て・・・撤退を・・・」

目の前に浮遊する仲間だった肉塊を手で払いのけて、高速で離脱する。

カ級(ん? 音が・・・相殺されていない?)

爆発の衝撃で艤装が一部、破損したようだ。

カ級(しまっ・・・これでは敵に感づかれる!!)

水上では秋月と初霜が敵を捕捉していた。

秋月「急にソーナーの反応が強く?」


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