過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
1- 20
865: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2015/12/14(月) 02:32:06.40 ID:KlFducde0

提督(その新勢力に接触し、協力を漕ぎつける。それから敵の総大将と話をする機会を作れればいいんだが)

問題はどうやって接触するか。

聞くところによると勢力として拡大しすぎて、目を付けられたので常に移動しているらしい。

提督(つまり、一箇所に留まっているわけではない)

広い海からそれを見つけるのは骨が折れそうだ。

一度、元帥に報告し判断を仰ごう。出来れば次の会議で議題に出したい。

これで敵の大将と話を付ける事が出来るなら・・・話し合いのテーブルに付かせる事が出来るなら、

そこから和平への道は開けるかもしれない。

本来なら喜ぶべきことだが、何故か気は晴れない。

それは能代の言った言葉。

提督(・・・南方棲鬼が・・・母さんだと?)

馬鹿なと一瞥したい気持ちがある。

だが、確かに感じるのだ。どこか懐かしさを。ずっと以前から知っているような。

提督(ただ、一言聞けばいいだけなのに)

それが恐い。

提督(全く・・・情けない男だ。俺は)

元帥に分かったことを簡潔にまとめ、報告書として提出した。

忙しくても、数日もすれば返答があるだろう。

提督(もっとしっかりしなくてはな)

自分の下には多くの部下が居る。

前線で命を掛ける彼女達に恥じないように、自分は立派な提督で居なくてはならない。

提督(だから・・・何時までも逃げるわけには行かない)

強く拳を握り締めて執務室へと戻って行った。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/689.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice