11: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/12(火) 16:41:28.19 ID:tcuIPDrV0
姫「王子様は優しいのですね…素性もわからぬ私を助けようとして下さるなんて」
王子「何をおっしゃる。困っている人がいたら助けるのは当然でしょう」
王子は自信満々に答える。
そう、仮にここに囚われていたのが男だったり醜女だったとしても、王子は同じ行動を取っていただろう。
王族としての責任感にはやや欠ける王子だが、1人の人間としての正義感は強かった。
姫「いいえ。本当にお優しいです」
王子「?」
だから、何故そんな風に言われたのか理解はできなかった。
王子「そうだっ!」
だが王子には正義感の他に、勿論、下心も存在していた。
王子「姫様、毎日ここに来ても良いでしょうか?」
姫「はい?」
王子「ほら呪いが解けるまで姫様はここから出られないし、食事が必要でしょう?それに…」
姫「それに…?」
王子「…俺と、友達になって欲しいんです!」
姫「友達…ですか?」
姫は不思議そうに首を傾げた。
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