過去ログ - 王子「囚われの姫君に恋をした」
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3: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/11(月) 17:01:38.95 ID:+o0lHeNe0
王子「よいしょ、よいしょっと」

王子は外壁の凹凸を上手く利用して、塔をよじ上っていた。
目指すはてっぺん。そこには小窓があったのだ。

王子(固く封じられた塔の中に待ち受けるもの…きっと何かあるに違いない!)

王子の頭の中は既に、お宝の山だとか、ドラゴンの卵だとか、そんなファンタジックな妄想に包まれていた。

王子「ん〜っ」

小窓との距離もあとわずか。
手を伸ばして、もう少し、もう少し…。

王子「よっしゃ!」ガシッ

小窓に手が届くと、王子は軽快に窓に飛び移る。

王子「さあっ!その姿を見せよっ!」バッ

姫「…え?」

王子「え?」


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