44: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/14(木) 20:29:03.87 ID:X87xais80
姫「私は本当に姫なのか――そんな不安、今まで1度も抱いたことありませんでした」
姫は胸の前で手を組み、ゆっくり語り始めた。
姫「けれど私が貴方を知り、貴方が私を知り…それからです、不安になったのは」
王子「俺と知り合ってから…?」
姫「だって、貴方は――」
姫は言いかけて、顔を真っ赤にしてうつむく。
その恥ずかしそうな表情に、追及することはできなかったが、王子は聞きたくて仕方なかった。
王子(俺は――?)
やがて姫は目だけこちらに向けて、小さな声で、呟いた。
姫「貴方は私を救おうとして下さる王子様で…」
姫「王子様の相手は――お姫様でしょう?」
王子「」
王子(え、えええええええぇぇぇぇぇぇ)
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