過去ログ - 王子「囚われの姫君に恋をした」
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57: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/15(金) 18:54:02.73 ID:VzZsHgJ60
王子(姫様が魔王の妹?姫様は人間じゃない?)

勇者「生け捕りにした魔族が言うには――」



魔族『あのコは先代の魔王様が人間との間に作った、忌み子なのよねぇ』

魔族『一応先代魔王様の血を受け継いでいるわけだから、扱いに困ってねぇ』

魔族『それで記憶を封じて、塔に閉じ込めることにしたのよ』

魔族『殺さなかった理由?さぁねぇ、一応血の繋がった妹っていう情はあったんじゃない?』



勇者「――と、いうわけです」

王子「ちょっと待て!何でそれで姫様を殺すことになるんだ!?」

勇者「魔王の血縁者だから。ようやく訪れた平和をまた乱す危険性があるそうです」

王子「ねーよ!」

だって魔物達は魔王が倒された際、姫を見捨てて逃げていった。
魔物達にとって姫は、取るに足らない存在だったのは明らかだ。

勇者「申し訳ないが、陛下と姉姫の決断です。俺はそれに従うのみ」

王子「英雄が無力な女の子を殺すのかよ!?」

勇者「俺が英雄になったのは、陛下と姉姫が俺を見初めて下さったお陰です」

王子「〜っ…」


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