81: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/17(日) 18:50:00.32 ID:FPT0xFOF0
姫「グス、王子様のおにぎりに命を救われたのはグスッ2度目ですね」スンスン
王子「いやー…まさかまた飢えてるとは思いませんで」
姫は泣きながらおにぎりを頬張る。
久々に食べた米の味は、何とも言い難い程味わい深かった。
王子「感動の再会のはずなのに、かっこつかないなぁ」ボソ
姫「モグモグ…何かおっしゃいました?」
王子「いえ」
姫「ところで王子様…どうしてここがわかったんですか?」
王子「そりゃ苦労しましたよ」
王子は苦笑した。
王子「姫様なら人とも魔物とも遮断された場所に行くかなって…それで、そんな場所をしらみつぶしに探しました」
姫「まぁ…」
本当なら咎めなければならない。自分は既に王子に別れを告げたのだ。
それでも王子が自分を探しに来てくれた嬉しさで、素直な笑みが顔に表れた。
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