40:名無しNIPPER
2015/05/14(木) 01:34:18.00 ID:Ewy9pfmx0
「皆の者、良く聞け」
二人の談笑を破って聞こえてきたのは声に深みのある大体60くらいだろうか、男の人の声だった。
それと共に周りより一回り大きい一隻の護衛艦が姿を現した。
提督「あの護衛艦……げ、元帥!?おいおいマジかよ……」
東提「まさか元帥自らご出撃とは、ね」
私は見た事はないけど、元帥自ら出撃となると戦況は良くないのかしら。
あった事もないけれど、同じ艦娘として少し心配だ。
元帥「現状を説明するが皆察しの通りあまり良くはない。6割弱の艦隊は二隻ないし三隻の大破艦が出ていて撤退を余儀なくされている。不幸中の幸いか敵方も同様の状況で、轟沈報告も聞いてはいないが相変わらず戦況は有利とは言えん」
提督「どうやら俺達は運が良かったみたいだな」
東提「言い方は悪いが出世への予選は無事通過って感じか」
提督「生々しいなおい。あながち間違っちゃいねーけどよ」
取り敢えず私は、仲間の轟沈報告が無かったのにほっと一息する。
ただやっぱりか、戦況が良くなる事はなく互角の戦いが続いてるみたい。
元帥「敵も少なくなったが、その分強力な敵との遭遇率も高くなってくる。今以上に苦戦を強いられるだろう、だがこれを乗り越えれば平和に格段に近付く。皆、頑張れ!」
提督「元帥に直々に激励受けたら、燃えない訳ねえっての!」
東提「っしゃあ!行くで!」
堅すぎない言葉と自ら戦場に出る行動力、これはクソ提督もいつもの軽い感じに似合わない燃え上がり様になる訳だわ。
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