123:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/16(土) 12:16:44.56 ID:+md4uM5Bo
黙ったまま受け取ると、ヒッキーは隣のブランコに座ってペットボトルの水をあおる。
はぁっと一際大きな息を吐くと、ようやく途切れ途切れの呼吸が落ち着いてきたみたいだ。
あたしは一言も発しない。
あたしから話すことはもう、何もない。
さっきあんな酷いことを言っちゃったのに、話すことなんかないよ……。
息を整えたヒッキーがぽつりぽつりと話し始める。
「遅くなって悪かった……。すぐ追い掛ければよかったんだが、すぐに足が動かなくて見失っちまった……」
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