過去ログ - 小梅「よくわからない人たち」「何をしていたのか忘れた人たち」
1- 20
1:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:04:05.99 ID:SQpFUvhwO

・小梅を軸に起こる変な話を2本、話と話に繋がりはありません

・地文有り、軽いホラー要素有り、短め


SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:05:18.94 ID:SQpFUvhwO


【よくわからない人たち】


以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:06:21.50 ID:SQpFUvhwO

珍しい道を通るという好奇心が、増していく

全身が暗闇に溶けこむ

以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:07:25.55 ID:SQpFUvhwO

「………」


まだ駅前が見える
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:08:33.46 ID:SQpFUvhwO

するとすぐに、薬局の赤錆びた看板が見える

大きな『薬』という文字と、ひび割れた壁から滲み出る、水の垂れた跡が、また違和感を生む

以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:09:44.41 ID:SQpFUvhwO

「……あれ…?」


2階の窓から、人型の何かがこちらを見ていることに気づく
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:10:39.61 ID:SQpFUvhwO

「…こ、こんばんは…」


2階の彼に会釈をする
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:12:00.47 ID:SQpFUvhwO

薬局をすぎると、八百屋が見える

おもしろいほど朽ちた屋根が、そこらじゅうを舐め回すような動きで、風に吹かれている

以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:13:23.20 ID:SQpFUvhwO

「……また、誰かいる…」


閉められたシャッターの前に、何かが立っている
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:14:22.39 ID:SQpFUvhwO

シャッターを見つめるその目が、少し黄ばんでいる


「…何か…か、買い忘れたのかな…?」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:15:35.69 ID:SQpFUvhwO

八百屋をすぎると、精肉店が見える

ここで初めて、彼女はぎょっとする

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:16:43.39 ID:SQpFUvhwO

「……誰も、いない……」


縦長の店内は、人気が全く無い
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:18:27.88 ID:SQpFUvhwO


精肉店をすぎ、暗闇が戻る

店は一軒も無くなり、誰のものとも知れない家の群れが、並び出す
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:19:16.19 ID:SQpFUvhwO

「…もうちょっと行って、ふ、服屋さんが見えたら…大丈夫…」


おぼろげな記憶を辿りながら、一歩一歩進んでゆく
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:20:36.27 ID:SQpFUvhwO

「……………」


すぎたはずの、駅前が見える
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:21:37.10 ID:SQpFUvhwO

彼女は無言のまま、もう一度振り返って、左に曲がり、歩き始める

寂しげな背中が、暗闇に吸い込まれていく

以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:23:03.94 ID:SQpFUvhwO

【何をしていたのか忘れた人たち】


遠くの方から、どたばた、慌ただしい足音が聞こえる
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:24:41.24 ID:SQpFUvhwO

「…ここではけて、次は…歌の準備…」

「…あれ…ち、違うのかな……?」

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:25:48.69 ID:SQpFUvhwO

「…つ、次はここで…………えっ…?」


唐突に、楽屋のドアがノックされる
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:27:29.36 ID:SQpFUvhwO

入ってきたのは、知り合いの大道具だった

彼は、小梅が抱えるレギュラー番組の大道具で、彼女と同じく、大のスプラッタ映画好きということから、現場でよく自分の話し相手になってくれる、仲のいいスタッフなのだ

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:28:35.79 ID:SQpFUvhwO

「その…一つ聞きたい事があってね…」

「…聞きたい、こと…?」

以下略



31Res/14.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice