過去ログ - 小梅「よくわからない人たち」「何をしていたのか忘れた人たち」
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17:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:23:03.94 ID:SQpFUvhwO

【何をしていたのか忘れた人たち】


遠くの方から、どたばた、慌ただしい足音が聞こえる
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:24:41.24 ID:SQpFUvhwO

「…ここではけて、次は…歌の準備…」

「…あれ…ち、違うのかな……?」

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:25:48.69 ID:SQpFUvhwO

「…つ、次はここで…………えっ…?」


唐突に、楽屋のドアがノックされる
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:27:29.36 ID:SQpFUvhwO

入ってきたのは、知り合いの大道具だった

彼は、小梅が抱えるレギュラー番組の大道具で、彼女と同じく、大のスプラッタ映画好きということから、現場でよく自分の話し相手になってくれる、仲のいいスタッフなのだ

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:28:35.79 ID:SQpFUvhwO

「その…一つ聞きたい事があってね…」

「…聞きたい、こと…?」

以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:29:33.91 ID:SQpFUvhwO


「……俺、さっきまで何してたっけ…?」

「………………へっ…?」
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:30:52.45 ID:SQpFUvhwO

「…ど、どういうこと…ですか…?」

「いや、いきなりごめんね…本当に…」

以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:32:39.71 ID:SQpFUvhwO

なるほど、と返した彼女の頭は、パニック寸前になっていた


「……何か少しでも分かる事ないかな?」
以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:33:38.16 ID:SQpFUvhwO

「私、台本読まなきゃ、ダメなんです…!」

「もう、で、出ていって、ください……!」

以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:35:08.23 ID:SQpFUvhwO

もはや彼女に、台本の内容を覚える余裕などなかった

あの目を思い出すだけで、吐き気がする

以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2015/05/14(木) 07:37:00.67 ID:SQpFUvhwO

彼女はよろめきながら、ドアの鍵を閉めた

この異常事態の唐突さと、意味不明さと、どうしようもない恐怖と

以下略



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