過去ログ - >>3と>>5って勝負したらどちらが強いの?
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70:名無しNIPPER[sage]
2015/05/14(木) 17:56:49.92 ID:9vO6Y5F9O
「what!?」<br />
 いきなり探照灯で照らされた。副砲によって初霜を攻撃しようとした矢先の事である。探照灯による目潰しのせいで砲撃が出来ない。<br />
「何処からデスか?雪風は沈めたはず…沈めたはず…?」<br />
 金剛は、はっ、となる。確かに雪風に砲撃は命中したが撃沈判定は出ていなかった。だが、あそこまでダメージを受けていたら探照灯にも普通破壊判定が出るはず…<br />
 そんな事を考えているうちに魚雷の発射音が聞こえた。目がやられている為、音でどこから飛んでくるか予想して回避しなければいけない。<br />
「外れてくだサイ!」<br />
 しかし、金剛の願いに反し2発の模擬魚雷が金剛に命中した。<br />
 一発は舵とスクリュー付近に命中。両方に破壊判定が出る。そして金剛に妖精さんが撃沈判定を告げた。<br />
<br />
<br />
<br />
「勝った…?」<br />
 妖精さんがこちらの勝利を告げた後、私はしばらく呆けていた。実感が湧かない。敵旗艦撃破という事でこちらに軍配が上がった様だ。<br />
「おめでとうございます初霜ちゃん!」<br />
「これでアイツは名実共にアンタの物よ。」<br />
 雪風と霞が駆け寄ってきた。大和さんや赤城さんや比叡さんもこちらに来るのが見える。<br />
「…雪風ちゃん、今回の勝因は最後の照射のおかげよ。ありがとう。」<br />
 私は雪風の手を握って感謝を伝える。<br />
「実はあの時雪風の武装は全部破壊判定が出てたんですが、探照灯だけは運よく生きてたんですよ。」<br />
「さすがの豪運ね…アンタらしいわ。」<br />
「幸運艦の名は伊達じゃ無いわね。」<br />
 そう言って私達三人は笑いあった。<br />
<br />
「oh、無念デース。」<br />
 金剛さん達も近づいてくる。<br />
「金剛、約束通り初霜と提督の関係は認めてくれるんでしょうね?」<br />
「…約束は約束デース。私達も二人の関係を認めまショー。」<br />
 他の5人も仕方が無いという顔で頷いた。<br />
 問題は金剛が次に言い放った言葉である。<br />
「でも、私は提督の事は諦めまセーン。Never give upデース。」<br />
「なっ!?諦めるって約束じゃなかったの?!」<br />
「霞、私はあの時二人の関係を認めるとは言いマシタ。でも、提督を諦めるとは一言も言ってまセーン!!」<br />
 さすが戦艦だけあって転んでもタダでは起きない。正直汚いと思うが確かに勝負を挑んできた時、金剛さんは負けたら提督を諦めるとは一言も言っていない。金剛さんと霞の間で言い争いになっているが金剛さんの性格からいって考えを曲げる事は無いだろう。向こうからは「つまり提督を寝取れば…」とか物騒な事をブツブツ言ってるのが聞こえてきた。これは本当に提督を寝取られないように気をつけねば…Nice boatもといNice destroyerなバッドエンドは私もごめん被りたい。<br />
 後ろからはヒエーって叫びも聞こえてくる。比叡さんには本当に同情する。<br />


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