411: ◆v5iNaFrKLk[saga]
2015/06/12(金) 20:04:51.95 ID:XzOq+Vt/0
岩崎「……成る程。よく分かったよ」
由良「私には川内の言ってることがよく分からないんだけど……」
岩崎「由良さんの言う事は最もだと思うヨ。クルマは所詮機械、無機物の集合体でしかない」
岩崎「だけどね、あまりに高度な機械は時として得体の知れない何かに変貌するのも事実さ。例えば君達が使っている艤装……だっけ。愛着を持ったりしないかい?」
由良「え、それはまぁ……」
岩崎「ならばその逆の感情。川内さんが感じた寒気を覚えるような機械があっても不思議ではないと思わないかい?」
由良「ちょっとオカルト染みてませんか?」
岩崎「うん。僕もそう思うよ」クス
夕張「私はちょっと分かるかな。たまにこう……感動したり高揚感を覚えたり、無機物なのにまるで意思を持って問いかけられるような、そんなことがあるの」
由良「そりゃあ、造りに感動したりはするけど……」
岩崎「実はね、僕も昔そういうクルマに出会ったことがあるんだ。そういう魔力みたいなものを持ち合わせたクルマって、確かに存在するよ」
岩崎「そして……このGTOにも、同じものを感じた」
川内「やっぱり!」
岩崎「僕もコイツを見た時は身体が震えたね。川内さんと同じく寒気で震えたのか、それとも武者震いか、あるいは両方か。ああいう感情は久々に体験したよ」
夕張「………!」
由良「どうしたの、夕張」
夕張「ううん……何でもない」
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