505: ◆v5iNaFrKLk[sage saga]
2015/07/19(日) 20:59:51.20 ID:eOIEjXR10
数日後・夜、都高深峰線
叢雲「で?何で私を連れて来たの?」
提督「偶には長年世話になってる秘書艦様とドライブデートがしたくてな」
叢雲「無理矢理クルマに押し込むような真似をしないと、女を誘うことも出来ないワケ?」
提督「だって、そうでもしないと乗ってくれないだろ?」
叢雲「アンタから誘われたことなんて今まで記憶にないんだけど」
提督「そうだっけ?」
叢雲「別にいいけど。で?」
提督「で……って?」
叢雲「私を横に乗せた本当の理由」
提督「……今度だけは、独りじゃ怖くてなぁ」
叢雲「今回に限らず、いつも怖がってるんじゃなかったの?だから毎回夕張達を連れて行くんでしょ」
提督「……察しがいいこと」
叢雲「今更何を怖がる必要があるのよ。とっくの昔に失くしたもんだと思ってたけど?」
提督「バカ言え。今まで一度足りとも怖くないなんて……思ったことはあるけど、恐怖心は常に持っているよ」
叢雲「ふーん」
提督「なんだよ。何か言いたげだな」
叢雲「ちゃらんぽらんのクセに、随分気弱な発言だと思ってね」
提督「……俺は小心者だよ」
叢雲「知ってた」
提督「テメェ……」
叢雲「結局は不安や恐怖から逃れる為でしょ。とっくの昔から知っているわ」
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