553: ◆v5iNaFrKLk[saga]
2015/07/29(水) 14:02:28.26 ID:78bbHWmf0
提督と夕張が馬鹿な会話をしている間にも時間は進む。
赤城RX-7は180SXとGT−Rを標的として捉え、撃墜体勢に移行。
最大420馬力を搾り出す13B……数字上では迅帝Rはおろか提督180SXにすら及ばない。
しかし、赤城もココで出会ってしまった以上、避けて通ることなど出来なかった。
赤城「都高を突き詰めれば、セブンはRに敵わない……確かにその通りでしょう」
分かってはいる。
RX−7の動きは、自身の見慣れた艦載機と同様。
急降下、急旋回……高度なチューンドマシンを地上の戦闘機と例える者が居るが、それが一番似合うのは他ならずRX−7である、と赤城は確信している。
そしてGT−Rは戦闘機ではなく、対地用の爆撃機だ、と。
だがここは地上だ。
クルマは空を飛ばない。
三次元的に動き回る戦闘機とは違い、クルマは平面状を走るもの。
ノーマルで徹底された車体の軽さが、かえって仇となる。
ネガティブに捉えれば、安定性に欠いた不安定な機体。
戦闘において重要視すべきことは、最大限の能力を常に発揮できる安定性と信頼性。
GT−Rの美点はそこにある。
それでも、赤城はRX−7を選んだ。
このクルマを信用して。
RX−7の美点とは何か。
軽量コンパクトなロータリーエンジン?
50対50の最適な前後重量バランス?
いや、違う。
赤城「不完全だからこそ、進化してきたんです。分かっているから付き合えるんです」
そしてもう一台、180SXが居ることがより彼女の闘志を燃えさせた。
成り立ちは違えど、同じFR……現状の都高で考えられる、最高のFR使い。
意識しないハズがない。
赤城「まずは前に出させてもらいますよ、インターセプター!」
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