602: ◆v5iNaFrKLk[saga]
2015/08/06(木) 21:53:04.61 ID:Qhpx1Qcf0
山城「姉様が前に言っていたの。提督とは信頼関係は築けているのに、何処か距離感があるって」
叢雲「そんなこと言っていたの……あのバカはどうしようもないわね」
山城「何か思い当たることがあるの?」
叢雲「……アイツが酔っ払った時に、少し聞いたことあるわ」
叢雲「扶桑さんは、見た目や仕草も昔の彼女と瓜二つだって。まともに顔が見れないと」
山城「……想像以上に女々しい理由ね。その人とはどうなったのよ」
叢雲「死んだわ」
山城 タバコポロッ
叢雲「都高で事故を起こしたそうよ。一緒に走っていたクルマはその人を庇って大破」
叢雲「でも大破した方は生き残って、今でもピンピンしてるわ。この前会ったし」
山城「ちょっと待って……状況が分からないわ」
叢雲「……不可解な話だけど、それだけの事故にも関わらず彼女が乗っていたクルマは小傷が付いた程度。それでも、ドライバー彼女は亡くなってしまった」
叢雲「そして、そのクルマは未だアイツが所有・保管している」
叢雲「扶桑さんの狙いはそのクルマ……魔王とか言ってたわね」
山城「魔王……」
叢雲「忌み嫌っているのか、忘れたくないからなのかは知らないけど、今でもたまにエンジンだけ掛けてるみたいよ」
山城「それで……何で姉様がその魔王を狙う必要があるのよ」
叢雲「さあね。肝心の当事者達が行方をくらましている以上、私達にはどうすることも出来ないわね」
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