684: ◆v5iNaFrKLk[saga]
2015/08/18(火) 00:42:17.73 ID:sAR6JBAW0
川内「よっ、ほっ……と。やっぱ簡単には引き離せないかぁ」
川内「まあ、このコースは短いし、スピードも結構ノるから、このまま逃げ切れれば……いや、そういう考えが通用する相手じゃないな」
川内「見えなくする位に考えないとね。集中集中っと」
レーサーレプリカのヘッドライトは、あまりに頼りない。
照らす為の装置は意味を為さずに、鈍色の道路をほんの少し白濁色に切り取るだけ。
頭上に瞬く星空の方が、遥かに明るく思える。
先の様子さえも掴めない。
それでも右へ左へ……躊躇いもなく突っ切る。
艦娘としての能力か、天賦の才か。
躍るテールランプは、さながら優雅に宙を舞う赤い蝶……
江風「……って言うのは中二臭いか」
江風「しっかし、何であんなスピードで突っ込めるかねぇ」
江風「榛名さんもキレッキレだな。どうなってんだよ、あの二人」
江風「コーナー一つで差が開く。これは流石にあたしの練度不足ってことか」
江風「……つうかこのまま差が開いて、こんな辺鄙な所に一人置いて行かれたら……」
江風「………」
江風「……お、お化けなんてないさ♪お化けなんて嘘さぁ♪」←既に涙目
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