854: ◆v5iNaFrKLk[saga]
2015/10/23(金) 17:13:35.26 ID:jM9hZguV0
喫煙所
提督 スパー
叢雲「まだ仕事残ってるんじゃないの?」
提督「今日の分は終わり」
叢雲「あっそ」
提督「……吸うか?」
叢雲「貰うわ」
提督「おう」
叢雲「で?結局、ケリはついたの?」
提督「何だよ急に」
叢雲「納得出来たから降りたんでしょ。ちゃんと答えは見つかったのかって」
提督「……まあ、一応な」
叢雲「なによ、その微妙な反応」
提督「ハハ。自分でも納得できたか分かんないだよ」
叢雲「釈然としないわね」
提督「案外そんなもんじゃないか?充実感はあるし」
叢雲「ふうん」
提督「それに、もう公道で300キロを出す根性無いわ」
叢雲「どの口が言ってるのよ」
提督「気持ちが切り替わったせいか、いかに自分が恐ろしいことしてたか気付いたワケよ」
叢雲「あの子達はどうするの?」
提督「何が?」
叢雲「軽巡のおバカ達よ。ストッパーだと思っていた由良さんですら悪ノリしてるし」
提督「ワハハ。アイツらもいずれ、今を笑えるようになるさ」
叢雲「笑える程度ならいいんだけどね」
提督「俺は都高で色々なことを教わったよ。クルマの動かし方は勿論、人間関係とかもな」
提督「俺はさ、因果応報って言葉が一番好きなのヨ」
叢雲「は?」
提督「何事も過ぎると毒だろ?食べ過ぎ、飲み過ぎ、遊び過ぎ……過ぎると悪い方向で跳ね返る」
提督「当然スピード出し過ぎればお巡りさんに捕まる。よく出来たシステムだよ」
叢雲「何を今更」
提督「でも、良い事もちゃんと返って来るんだぜ?」
叢雲「何よ、良い事もあったの?」
提督「ああ。だから今の俺が居る。積み上げて巡ったからこそ、今の俺が有る」
叢雲「それの折り合いがついたから、ようやく降りれた……って解釈で良いのかしら?」
提督「流石。よく分かってらっしゃる」
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