856: ◆v5iNaFrKLk[saga]
2015/10/23(金) 17:15:40.36 ID:jM9hZguV0
時雨「結局この一連の騒動って、何が原因だったんだい?」
扶桑「そうね……一番は私かしら」
時雨「そうなの?」
扶桑「多分、クルマに乗るようになったのは……提督に近付きたいからって、そんな風に思ったんじゃないかしら」
扶桑「あんまりお金の使い道が無かったこともあって……エスカレートしちゃっただけなのにね」
時雨「それが何で扶桑のフリをすることに?」
扶桑「提督の写真のこともあるけど……いつまでも煮え切らない態度に苛立ったのかもしれないわね」
時雨「つまり山城が勝手に――」
扶桑「それでも発端が私にあることは間違いないの。だから、ね?」
時雨「……扶桑は甘いよ」
扶桑「ええ……でも、人を責めたりしても何もならないじゃない」
時雨「それともう一つ気になるんだけど、扶桑自身は元々クルマに興味があったのかい?」
扶桑 キョロキョロ
時雨「??」
扶桑「これは内緒……ね?」
ゴニョゴニョゴニョ
時雨「……へっ!?」
扶桑「ウフフ」
時雨「ちょ、ちょっと待ってよ!それって……!?」
扶桑「今あの人には私じゃなくて、叢雲ちゃんみたいな人の方が似合っているわ。それに……」
時雨「それに?」
扶桑「意外と私、幸福だから」ニコッ
時雨「う〜ん……」
扶桑「そうだ。今度乗せてあげましょうか?」
時雨「え、遠慮しておこうかな……」
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