2:あざとい ◆05Ai05VQ.M
2015/05/15(金) 20:56:38.14 ID:txp4CA0x0
そして由比ヶ浜結衣は決意する。
-----序章-----
昨日まで無慈悲に俺の体温を奪っていた冬の寒空が一転、デュアルザ・サンを喰らったかの如く急激な気温上昇に見舞われていたある日
俺は由比ヶ浜結衣と共に商店街を歩いていた。
「ヒッキーそんなコート着てて暑くないの?」
「…暑いな」
まだ二月だっていうのにこの異常な高温は未だに経験したことがない。何なの?千葉神社の御祭神北辰妙見尊星王がおこなの?
「暑いなら脱げば良いのに」
「脱ぐと荷物になるからな。それにお前が解放してくれれば家まですぐだしな」
「何それ?あたしが拘束してるみたいじゃない。ヒッキーのアホ!」
「部活終わって家に直帰しようとしてる健全な学生を捕まえて商店街に連れてきた非行少女はどこのどいつだよ?」
「う、うるさいし!ヒッキー帰ってからいつも暇してるから何処かに連れてって下さいって小町ちゃんからメール来たんだもん」
そう言うと由比ヶ浜は制服のポケットに手を突っ込み、デコレーションされたスマホを取り出して、いそいそと操作し始める。
お前のスマホ何時も思うが、持ちにくくないの?ゴツゴツした背面持って手のツボ刺激してるの?
そんな事を考えていると、由比ヶ浜は目当てのメールを見つけたのか、俺の顔面に突きつけた。
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