28:あざとい ◆05Ai05VQ.M
2015/05/18(月) 20:21:12.65 ID:0jEEJApC0
皆と簡単な挨拶を済ませ、もはや一色の定位置とも言える場所にパイプ椅子を広げる。
それから由比ヶ浜と生徒会の愚痴や葉山グループの話など、俺の人生にとっては一変の価値もない会話をしていた。
最早部員の貫禄がある一色から、文字列の集合体へと再び視線を戻そうとした時……一色は小悪魔フェイスを作り、超いい笑顔で何か言いだした。
「先輩、時に質問なんですけど……」
「あん? 」
「先輩、この前福引で温泉旅行当ててましたよね?もう行ったんですか? 」
由比ヶ浜と俺の肩が同時にピクンと揺れる。
なんでこいつ知ってやがる……と思ったが、そういえばあの場にいたっけか。途中で居なくなったから帰ったかと思ってたが、ちゃっかり見てたのか。
雪ノ下は何の話かしら? という視線をこちらに向けてくる。
「いや、まだ使ってない。ほら、小町の合格祝いで、春休みに使おうと思ってな……」
「えー、でもあの場に結衣先輩もいたじゃないですか? もしかしたら2人でいくのかな……なんて」
どういうことかしら……と言いたげな雪ノ下の瞳がこっちを見続けている。目だけで人を殺せそうなんですが。
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