過去ログ - 電「司令官さんは・・・人じゃないのですね・・・」
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◆DpM/5nZU1E
[saga]
2015/05/16(土) 00:22:43.01 ID:2KYwd9Ip0
大将「艦娘の説明はそのくらいでいいだろう…さて…話は変わるが私のモットーは物事は単純になのだ」
中尉「はぁ…」
大将「故に細かいことは後で質問として受け付ける」
大将「君に生殺与奪権を与える、鎮守府の信任提督の職を隠れ蓑とし、救いようのない提督・憲兵・艦娘を殺せ。全ての判断は君に委ねる」
中尉「…」
中尉「…仰ってる事の意味が分かりません」
大将「艦娘はな・・・贔屓目に見ても見目麗しい女ばかりだ、故にそれらの管理を任される提督の中には邪なたくらみを持つ者も少なからずいる」
大将「また戦果を急いて彼女等を酷使する者もいる」
大将「捕まるのは氷山の一角だ、そういったやからほど憲兵などを買収して外面は問題の無い鎮守府を演じる」
大将「大本営も、直属の憲兵艦娘を派遣したりしているが…撲滅には至らない・・・・・・それが昨今の海軍の現状だ」
中尉「…話は分かりました、しかしそういう事はそれこそ憲兵隊に任せればいいのでは?」
中尉「私は問題だらけの人間ですよ?誰彼かまわず殺すかもしれないのでは?」
大将「餅は餅屋というだろう?君を指名した理由は二つだ」
大将「幼少期から医者の卵として英才教育を施され、外科内科、精神医学にも詳しいそうじゃないか…まだ若いのに素晴らしい」
大将「精神科医ならば脅されているとか、様子が変だとかいう普通の人間が気付かないものも気づくかもしれない・・・これが一つ目の理由だ」
中尉「…」
大将「…徴兵されてからは数々の傷ついた軍人を戦地へ戻している・・・」
大将「しかし…助かる見込みのない者や気のふれた者は容赦なく殺すことで着いたあだ名が死神・・・かっこいいじゃないか…」
大将「そして死神は前線へ送られ、そこでも同じことを繰り返し・・・果てには将校にまで手をかけたという噂まで・・・」
大将「なるほど…君はそうやって中尉になったのか・・・」
中尉「…」ギロ
大将「そう睨むなよ…しかし死神中尉はついに陸軍教化隊に送られた」
大将「・・・味方を殺した理由が『生きても苦しかない、僕は彼等を死によって救ったのだ』か」
大将「詭弁だな…虫唾が走る・・・」
大将「その後は懲罰部隊で歩兵として奮戦・・・現在に至る・・・か」
大将「確かに問題だらけだな…」
大将「しかし…君が殺した者は共通して自ら懇願した者や手の施しようのない者、後はゴミだ」
大将「私はそこに君なりの信念というか…美学を感じた、もちろん私にとって貴様は共感できない人殺しであることに変わりは無い」
大将「君は人を躊躇なく殺せる、これが二つ目だ人殺し」
中尉「…」
大将「業を背負いたいのなら私が背負わせてやる、理由には興味はないが利用はさせてもらう」
大将「拒否すれば殺す、やり過ぎても殺す」
大将「貴様は少々やり過ぎたのだ中尉、死にたくば存分に殺せ、生きたくば考えて殺せ」
大将「監視もつける、私の指示で貴様の体は蜂の巣になる」
大将「さぁ頷け、この書面にサインしろ、その後初めの指示を与える」
大将「…早くしろ、殺しぞ」チャキ
銃口を僕に向ける大将
急かされるままに書面にサインした
よくは読んでいない
今の僕にとって、仕事を行えば殺されない
この保障だけで十分であったからだ
僕はまだ・・・死ねない
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