59: ◆/jagpIKODk[saga]
2015/05/24(日) 00:42:04.02 ID:m/kWEnJvo
モバP「それにしても晴があんな風に思ってくれていたとは……嬉しい驚きだったな。うん、胸がほっこりした」
モバP「ありすのこともずいぶん気にかけていたみたいだし、なんだかんだ優しい子だなぁ、晴は」
60: ◆/jagpIKODk[saga]
2015/05/24(日) 00:43:58.26 ID:m/kWEnJvo
モバP「あ……川島さん。お疲れさまです」
瑞樹「えぇ、お疲れさまー。あ、プロデューサー君、今帰りかしら?」
61: ◆/jagpIKODk[saga]
2015/05/24(日) 00:45:16.43 ID:m/kWEnJvo
モバP「(機微に聡い川島さんがそういうなら、やっぱり晴の言う通り……)」
瑞樹「といっても……最近は他のアイドルの子達と接する機会もなかなか取れないから、自信はないんだけどね。このごろはお仕事も直接現場に向かうことの方が多いし、事務所に寄る頻度も少し減ってきたもの」
62: ◆/jagpIKODk[saga]
2015/05/24(日) 00:46:56.01 ID:m/kWEnJvo
瑞樹「若い子達にだけグラビアをやらせて、同時期に私へ秘湯ロケのお仕事を持ってきたのは別に故意ではないのよね?」ズイッ
モバP「も、もちろんです。 ほら、前に広告撮影で浴衣を着たことがあったでしょう?」アセアセ
63: ◆/jagpIKODk[saga]
2015/05/24(日) 00:48:35.83 ID:m/kWEnJvo
瑞樹「あ、でも……あのロケ、本当に大変だったんだからね? あやうく遭難しかけたんだから。今だから笑い話にできるけれど……けっこう、心細かったのよ?……もう。 プロデューサーくんも付いてきてくれたら良かったのに」
モバP「すみません。 日をまたぐ長期のロケとなると、どうしても俺のスケジュール的に厳しくて」
64: ◆/jagpIKODk[saga]
2015/05/24(日) 00:50:17.70 ID:m/kWEnJvo
瑞樹「それでも……人としては大人でも、私はアイドルとしてはまだまだ子供で……他の子達と何ら変わりない、君のアイドルなんだから」
65: ◆/jagpIKODk[saga]
2015/05/24(日) 00:51:26.31 ID:m/kWEnJvo
モバP「ーー本当に、すみません。知らず知らずの内に、ないがしろにしてしまって」ナデナデ
瑞樹「……え、えっ? ど、どうしちゃったの? 急に……」アワアワ
66: ◆/jagpIKODk[saga]
2015/05/24(日) 00:54:17.43 ID:m/kWEnJvo
モバP「何でもそつなくこなしてしまうように見えて、その実力に裏打ちされた確かな努力があるんだって、分かってるつもりだったのに」
モバP「…… 思えば今だって、こんな時間にまだ事務所にいるのは……レッスン後に自主練習してたから、でしょう?」ナデナデ
瑞樹「あ……ダンスは体力面もそうだけど……他と比べると特に不得手だから、どうしても……ね」
67: ◆/jagpIKODk[saga]
2015/05/24(日) 00:56:50.63 ID:m/kWEnJvo
モバP「ーーと、もうこんな時間か……さ、そろそろ行きましょうか」ナデナデ
瑞樹「え? 行くって、どこへ」
68: ◆/jagpIKODk[saga]
2015/05/24(日) 00:59:09.34 ID:m/kWEnJvo
瑞樹「ふふっ、よろしい。 でも良いの? あんまり優しくしすぎると私、もっと調子乗っちゃうわよ?」
モバP「良いんです。 だって俺は……いつも、川島さんに助けられてますから。 だから川島さんが少し調子に乗ったくらいじゃ、恩返しにもなりませんよ」ナデナデ
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