過去ログ - 姫「置き去りにされた世界の中で」
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12: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:09:13.48 ID:dxS7ozrO0
それにしても、驚くべきことにあの商人から買い取った見取り図は非常に正確なものだった
高めに"ぼられた"気もするが、そこは流石に商売人というべきか。十分に値段に釣り合うものだ


男「ここか……」
以下略



13: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:10:01.71 ID:dxS7ozrO0
男「罠らしいものはここまでなかったみたいだが。要はここからが本番ってところか」


そう、順調にここまで来れたがまだ問題は残っている
枝分かれした安全な道を、正確に記された地図を頼りに進む
以下略



14: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:10:28.11 ID:dxS7ozrO0
男「もうすぐ最上階か。このまま楽に進めるといいが」


……だが、おかしい話だ
ここまでいくつものルートを確認し、罠を起動させて進んできたのならこの地図を描いたあの商人はここまで来たのは当然だろう
以下略



15: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:10:56.67 ID:dxS7ozrO0
ならば、既に持ち出されている……?
そう考えれば納得がいく

本人は観測と言っていたが持ち出したいとも言っていた
仮にすでに持ち出したのなら俺に吹っかけて用済みになったこの地図を売りつけたのか
以下略



16: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:11:27.73 ID:dxS7ozrO0
しかし、幸いというべきかなんというべきか
目的である場所につくと、その考えは空回りしているだけだと知る


男「……あった!」
以下略



17: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:11:54.69 ID:dxS7ozrO0
この地上に存在しない素材で作られている"神器"
神の使う道具として作られたそれは時に人々を救い、時に人々を苦しめることもある
しかし、そういった作用を持たない便利なものや意味の無いものもある

幻想玉と呼ばれるこれは意味のない部類に入るのだが
以下略



18: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:12:42.85 ID:dxS7ozrO0
男「厳重に管理されていると思っていたがそうでもなかったな」


まだ本物かどうかはわからない
たとえ宝箱の中に入っていようが野ざらしにされていようが重要なのはそこだ
以下略



19: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:13:19.31 ID:dxS7ozrO0
辺りに崩れやすくなっている場所は無いか、慎重に調べ終え改めて探索を続ける


男「この部屋も最長部の一室でしかないみたいだ。狭いし暗いし……窓はあるな」

以下略



20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:13:47.66 ID:dxS7ozrO0
見たところこの部屋はお世辞にもいい部屋とは言えない
収納棚と思われるものや石造りのベッドなどが置かれているが他には何もない

ここにはどんな人物が暮らしていたのだろうか……

以下略



21: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:14:29.56 ID:dxS7ozrO0
色無く輝くその光は、幻想を映し出す
今過去未来、夢現実。その所有者が望むビジョンを映し出す


それは夢
以下略



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