過去ログ - 姫「置き去りにされた世界の中で」
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30: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:20:32.86 ID:dxS7ozrO0
姫「そして、我が一族が統治するこの地は乾燥した大地の中央に位置する国」

姫「何度かこの玉をめぐり戦争が起こったが……まぁこの通り、この歴史の中で健在と言わんばかりに受け継がれてきた由緒ある国だ」

男「戦争……それで」
以下略



31: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:21:32.27 ID:dxS7ozrO0
姫「まさかと思うが、お前は別の世界から来た者ということではないだろうな?」

男「は?何言ってんだ」

姫「いや、いい……言ってみただけだ」
以下略



32: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:21:58.27 ID:dxS7ozrO0
風化していた棚は綺麗な色で塗られ、石造りのベッドは鮮やかな装飾をされている
この間取りと家具の位置、どれを見ても一致している

俺はまさか、あの宝玉の力で……

以下略



33: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:22:26.00 ID:dxS7ozrO0
判断する要素は無きに等しい……しかし、そう考えると色々と合点がいく
ここで原因を作ったと思われる"幻想玉"をもう一度手に取ってみたいが


姫「ふん、答えられないのならそれでも構わんが。そろそろ人を呼ぶことになるぞ」
以下略



34: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:22:53.50 ID:dxS7ozrO0
男「だが、恐らくだ……なんだ、お前の持っているその宝玉が原因でここに来てしまった……みたいだ、多分。だから一度それを俺に……」

姫「断る、これは私にとって命と同等の価値があるものだ。おいそれと人に渡すようなものでもない」

男「くっ……」
以下略



35: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:23:23.67 ID:dxS7ozrO0
男「ええいままよ!」

姫「そうだな……異の者よ」

男「な、なんだ?」
以下略



36: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:24:56.14 ID:dxS7ozrO0
姫「……賭けをしよう」

男「賭けだと?」


以下略



37: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:25:24.37 ID:dxS7ozrO0
男「久しい?家族とは顔を合わせないのか?」

姫「ワケあってな。多少口を利くといえば機械的なことしかできん使用人くらいだ。これがまたつまらん奴だ」


以下略



38: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:25:53.41 ID:dxS7ozrO0
姫「ククク……さ、どっちだ?答えろ」

男「ちょっと待て!始めから俺を捕える気で……!」

姫「もう来てしまうぞ?3、2、1……」
以下略



39: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:26:20.05 ID:dxS7ozrO0
姫「フフ……、時間切れだ」


何が時間切れだ
元々対等な立場ではなかったにせよ、これではただの道化だ
以下略



40: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:27:01.80 ID:dxS7ozrO0
どういうことだ?
彼女は俺を捕える訳でもなく、本当に使用人を呼びよせただけ
それもきっちりと用はないと付け加えて


以下略



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