過去ログ - 姫「置き去りにされた世界の中で」
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33: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:22:26.00 ID:dxS7ozrO0
判断する要素は無きに等しい……しかし、そう考えると色々と合点がいく
ここで原因を作ったと思われる"幻想玉"をもう一度手に取ってみたいが
姫「ふん、答えられないのならそれでも構わんが。そろそろ人を呼ぶことになるぞ」
34: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:22:53.50 ID:dxS7ozrO0
男「だが、恐らくだ……なんだ、お前の持っているその宝玉が原因でここに来てしまった……みたいだ、多分。だから一度それを俺に……」
姫「断る、これは私にとって命と同等の価値があるものだ。おいそれと人に渡すようなものでもない」
男「くっ……」
35: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:23:23.67 ID:dxS7ozrO0
男「ええいままよ!」
姫「そうだな……異の者よ」
男「な、なんだ?」
36: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:24:56.14 ID:dxS7ozrO0
姫「……賭けをしよう」
男「賭けだと?」
37: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:25:24.37 ID:dxS7ozrO0
男「久しい?家族とは顔を合わせないのか?」
姫「ワケあってな。多少口を利くといえば機械的なことしかできん使用人くらいだ。これがまたつまらん奴だ」
38: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:25:53.41 ID:dxS7ozrO0
姫「ククク……さ、どっちだ?答えろ」
男「ちょっと待て!始めから俺を捕える気で……!」
姫「もう来てしまうぞ?3、2、1……」
39: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:26:20.05 ID:dxS7ozrO0
姫「フフ……、時間切れだ」
何が時間切れだ
元々対等な立場ではなかったにせよ、これではただの道化だ
40: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:27:01.80 ID:dxS7ozrO0
どういうことだ?
彼女は俺を捕える訳でもなく、本当に使用人を呼びよせただけ
それもきっちりと用はないと付け加えて
41: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:27:36.45 ID:dxS7ozrO0
しかし、だ
男「ッ!?」
42: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:29:39.53 ID:dxS7ozrO0
姫「簡単なことだ。よく見てみろ」
男「……あれ」
43: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/17(日) 00:30:22.64 ID:dxS7ozrO0
男(なぜそこで目を輝かせて喋りたがる)
姫「此奴は我が一族の魔法術が生み出した結晶、"スケルマター"という生物だ」
姫「この通り、姿形のない摩訶不思議な生物だ。ここにいてここにはいない、口も利かない文句も言わない疲れも知らない」
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