過去ログ - 姫「置き去りにされた世界の中で」
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334: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/18(月) 02:24:47.75 ID:vaoyWf2b0
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335: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/18(月) 02:25:14.71 ID:vaoyWf2b0
商人「こんにちはー……って、うわああああああ!?げ、幻想玉が!?じ、神器が……」
剣士「久しぶりだな、元気にしていたか」
336: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/18(月) 02:25:54.87 ID:vaoyWf2b0
商人「神器が……歴史的遺物が……」
剣士「呆然としているところ悪いが話を進めるぞ、全てが終わったようだな」
337: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/18(月) 02:26:24.98 ID:vaoyWf2b0
剣士「私達はある人からの依頼で、あの優しき咎人の救済を命じられた」
それと、幻想玉が抱える呪いの解呪と合致したのだ
その男の人が幻想玉を狙ってやってくる野盗だと知って私は反対したのだが
338: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/18(月) 02:26:56.70 ID:vaoyWf2b0
商人「で、結果はこんなもんでしたが……いいんですかね、コレ」
剣士「奴も納得して幻想玉の中の世界に留まったのだろう、それでいいだろ」
339: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/18(月) 02:27:26.33 ID:vaoyWf2b0
姫様が亡くなったあの日から、私はずっとこの幻想玉を護ってきた
姫様の魂が閉じ込められていると知って、破棄することなど出来なかった
時代は流れ、幻想玉は行方不明という扱いでこの世界から姿を消した
340: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/18(月) 02:31:58.41 ID:vaoyWf2b0
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341: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/18(月) 02:33:10.41 ID:vaoyWf2b0
逆水時計もそうだ
本当ならば隠し通す事も出来ただろう
でも、あの男の人が姫様を変えた
だから、私も"あたかも逆水時計があの世界に留まっていた"ように見せたのだ
342: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/18(月) 02:33:48.32 ID:vaoyWf2b0
ああ、地上の街に来るのは何百年ぶりだろう
華やかな街並み、色鮮やかなネオン
時代は変わった、いい方向にも悪い方向にも
私のような透明な生物が通りを歩いていても気にも止められない
343: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/05/18(月) 02:34:26.33 ID:vaoyWf2b0
「……?」
ふと気が付いた
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