5:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/05/19(火) 16:19:42.33 ID:BUNMB83OO
6:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/05/19(火) 16:21:28.80 ID:BUNMB83OO
わたくし以外に誰もいないはずのこの場所に、声が……?
もしや、も、物の怪の類でしょうか……
貴音「ひっ……な、何奴!」
7:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/05/19(火) 16:24:11.19 ID:BUNMB83OO
貴音「姿を現しなさい!」
『姿、かぁ……無い物は見せられないんだよなぁ、これが』
8:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/05/19(火) 16:25:35.75 ID:BUNMB83OO
貴音「……は?」
……幻聴、でしょうか。
自分で自分を神だと名乗る声が聞こえるなど、普通のことではありません。
9:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/05/19(火) 16:29:48.39 ID:BUNMB83OO
心が読めるのでしょうか?まこと、面妖な……
『そりゃ僕、神様だし。心ぐらい読めるさ』
『なんなら、四条 貴音ちゃん……君がなぜここにいるのか当ててみせようか?神様はなんでも知っているんだよ?』
10:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/05/19(火) 16:31:47.59 ID:BUNMB83OO
『貴音ちゃん、君は星井 美希ちゃん、そして我那覇 響ちゃんと一緒に、アイドルユニット【プロジェクト・フェアリー】として活動していた』
『その人気は凄まじく、瞬く間に君達はトップアイドルになった』
『でも、IU(アイドルアルティメイト)で765プロのアイドル、萩原 雪歩ちゃんに負けて所属していた961プロをクビになった……そうだね?』
11:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/05/19(火) 16:35:02.93 ID:BUNMB83OO
『あっ、信じてないな!?』
「当然です。このような面妖なこと、信じられる訳が……」
『ふむ。じゃあ、これならどうかな?』
12:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/05/19(火) 16:37:42.88 ID:BUNMB83OO
……そう。わたくし、四条 貴音は、アイドルとして活動していました。
わたくしは『必ずアイドルになる』と心に決め、故郷……『古都』を出てこの東京までやってきました。
しかし東京に出て来たはいいものの、頼れる知人もおらず、途方に暮れていたのです。
13:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/05/19(火) 16:40:45.98 ID:BUNMB83OO
あの時もわたくしは、一人で月を眺めていました……
その時わたくしに優しい言葉をかけて下さったのが、765プロのプロデューサーである、赤羽根殿だったのです。
14:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/05/19(火) 16:43:05.60 ID:BUNMB83OO
あの時は、赤羽根殿にみっともない姿を見せてしまいました……
ですがあの方は、そんなわたくしに優しい言葉をかけて下さり、さらに弱いわたくしを受け入れて下さいました。
そのような恥ずかしいところを見られたからこそ、わたくしは赤羽根殿を頼ることができたのです。
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