83:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/06/09(火) 16:30:26.35 ID:2zCSX6h9O
誰かが見ていると信じて……!
こんにちは。今週の投稿、始めます。
84:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/06/09(火) 16:32:09.41 ID:2zCSX6h9O
貴音「ひび……」
……おっと。
今、わたくしと響は初対面のはず。ここで名前を呼んでしまうと、ややこしいことになってしまいます。
85:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/06/09(火) 16:34:09.97 ID:2zCSX6h9O
貴音「ーーもし」
「ん?自分に何か用?」
貴音「はい。その荷物、重そうですね……お手伝い致しましょうか?」
86:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/06/09(火) 16:36:31.22 ID:2zCSX6h9O
響「そっか、それならお願いしようかな。自分、我那覇 響だぞ!」
貴音「わたくしは四条 貴音と申します。以後、お見知り置きを」
なんとか接触を図ることができましたね。
87:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/06/09(火) 16:38:14.31 ID:2zCSX6h9O
響の家にやって参りました。
何度か訪問したことがあるので、既に場所は分かっております。
……最初から響の家に向かっていれば良かった、という気もしなくはないですが。
88:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/06/09(火) 16:40:14.91 ID:2zCSX6h9O
響「いや〜、助かったぞ。ありがとう、貴音!」
貴音「いえ、大したことでは……」
響「あ、良かったら上がっていってよ!お礼もしたいしさ!」
89:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/06/09(火) 16:42:08.75 ID:2zCSX6h9O
わたくしは居間に通されました。
部屋の隅では、イヌ美殿がすやすやと眠っております。
貴音「失礼します……」
90:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/06/09(火) 16:44:13.83 ID:2zCSX6h9O
響「はい、食べて食べて!」
貴音「ありがとうございます、響殿」
響「あ、呼び捨てでいいよ。なんか『殿』って付いてたら気持ち悪いしさ」
91:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/06/09(火) 16:46:21.74 ID:2zCSX6h9O
運ばれてきたのは、じゃすみんの香りのお茶と、甘い匂いが漂う揚げ菓子。
貴音「さーたーあんだぎーに、さんぴん茶……沖縄出身、なのですね」
響「うん、そうだぞ。自分、アイドルになるために東京に来たんだ」
92:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/06/09(火) 16:48:09.82 ID:2zCSX6h9O
ーーその運命を知っているからこそ、わたくしはここにいるのですよ、響?
……まあ、このことを口にするわけにはいかないのですが。
93:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/06/09(火) 16:50:09.35 ID:2zCSX6h9O
響「それで、貴音はどうやってアイドルになるつもりなの?」
貴音「……二つほど、事務所に心当たりがあります」
響「二つ?」
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