31:名無しNIPPER[saga]
2015/05/20(水) 23:17:32.07 ID:fS572BUV0
あの人とふたりだけの暮らしが始まった
あの人は一人でお母さんの仕事までしようと頑張っている
わたしは少しでも負担を軽くしてあげたくて
普通の子よりも早く成長した
いや、もともとあの人を自分だけのものにするために
内面部分はそれなりに育っていたのだが
より相応しくあろうと、努力した
不安をかけさせないために、勉強もしたし友達も作った
毎日学校の事を話すと、あの人は楽しそうにきいてくれる
わたしの作ったご飯を美味しいよと言って食べてくれる
わたしは幸せだった
でも、時々あの人がお母さんの写真をみて泣くのを見るのは悔しかった
わたしはまだ、お母さんに届いていないらしい
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