140: ◆/M4YO9t8Ts[saga]
2015/05/20(水) 20:21:15.02 ID:+GVAzL+x0
隼鷹「マスター、あれ出してよ、あれ」
ビールでのどを潤して、日本酒をちろりと舐める。
いつもの流れの通りに、早霜はそっととっくりを取り出して、乾き物と共にカウンターの上に載せた。
隼鷹「いや〜、いいねえ。梅雨は酒が美味いねぇ」
これもまた、一年を通して聞ける言葉だ。
陽気な酒飲みの慣用句に、早霜はまた、薄く微笑んで――。
提督「……ふっ」
いつからそこに座っていたのだろうか。
テーブル席に一人座った提督は、カラン、とグラスを鳴らし、二度、小さく笑った。
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