過去ログ - 【艦これ】艦娘「ケッコンカッコカリオコトワリ」 2
1- 20
248: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:25:42.99 ID:jErO9bls0
なるほど、そういう根拠か。
それにしたって、何て言い草をしてくれやがるのか。
更には、この言い方だと千代田はここに忍び込もうとしていたらしい。
どうして千代田がそんな事を。

以下略



249: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:26:14.97 ID:jErO9bls0
千代田の練度数値は98%だ。もう大分前から。
そもそもケッコンカッコカリが発令され、そしてこの鎮守府が例の時期を迎えて以降、彼女の練度の伸びは異常に悪くなった。
吹雪の練度の違和感に最近まで気付かなかったのも、千代田の他にも何人か似たような事をしている艦娘がいたからだ。

聞くまでもなく、彼女らが何を避けているのかは分かる。
以下略



250: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:26:55.69 ID:jErO9bls0
ともかく、だからだろうか。
千代田は最近、俺の顔を見るなり逃げるようになった。
顔を見るなり、だけではなく、何かにつけて俺を避けている。
いっそあからさまなほどに、場所、時間を問わず、極力、俺と行動を共にしないように試みている。
だからさっきも、何の用事までかは知らないが、俺がいない間に執務室に入ろうとしたのだろう。
以下略



251: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:27:26.83 ID:jErO9bls0
吹雪「えっと……千代田さんも、飲みますか、お茶?」

千代田「え」

場の空気に困ったのか、ひっそりと給湯スペースに収まっていた吹雪が、千代田に声をかける。
以下略



252: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:27:59.20 ID:jErO9bls0
俺がいないと思ったのは、まだわかる。
しかし吹雪は、今でこそ筆頭秘書艦ではなくなったにせよ、最古参の艦娘だ。
別に執務室にいること自体はおかしくない。
一斉で休みだと流したことを千代田が念頭に置いていたとしても、あそこまで驚くだろうか。

以下略



253: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:28:46.52 ID:jErO9bls0
千代田「吹雪……」

吹雪「司令官に、この前の出撃の書類を持ってきて。それでそのついでにお茶を淹れてあげます、ってそれだけですよ」

千代田「そう……」
以下略



254: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:29:17.93 ID:jErO9bls0
提督「え、千、千代田?」

千代田「何?」

にべもない。
以下略



255: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:29:45.26 ID:jErO9bls0
千代田「で、吹雪。私ももらっていい? ってか別に、提督にお茶なんか」

吹雪「そんなわけにはいかないですよ。ちょっと待ってくださいねー……」

提督「いやいや、部屋に帰って休みなさいよ君ら……」
以下略



256: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:30:43.78 ID:jErO9bls0
提督「今日は休みです、って一斉しただろう。ここにいることが無駄とまでは言わんが……」

吹雪「なら、何か」

千代田「問題が?」
以下略



257: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:31:22.13 ID:jErO9bls0
こうなったら仕方がない、俺の仕事は後回しだ。
どうせもう量もそんなに無い。
出来れば先回りできる仕事もやっておきたかったのだが、彼女らの休養の方が優先だ。

言われた吹雪は、淹れた茶と茶請け皿を執務机に置き、同じものを千代田の前に並べ、疑問符を浮かべている。
以下略



666Res/244.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice