過去ログ - 【艦これ】艦娘「ケッコンカッコカリオコトワリ」 2
1- 20
270: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:39:35.27 ID:jErO9bls0
足が震える。
力が入らず、床が本当にここにあるのかを疑う。
後ろ手を机に突かなければ立つことが出来ず、背中を冷や汗がとめどなく伝って落ちていく。

提督「お前達、何を――いや、どこまで、知ってる?」
以下略



271: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:40:05.32 ID:jErO9bls0
千代田「彼女達を……ううん、違うわね――」

千代田は俺の質問に答えないまま、青い顔で嘲笑を浮かべてかぶりを振り、す、と再び俺を見る。
何かに耐えるように、或いは自分を痛めつけるように、その爪を未だ二の腕に食い込ませ続けたまま。

以下略



272: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:40:34.38 ID:jErO9bls0


『一つ、皆さんに質問があります。艦娘たちを愛していますか?』




273: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:41:03.48 ID:jErO9bls0
いつか聞いた問い。
ケッコンカッコカリが発令される僅かに前。
大本営会議室で聞いた、そこに集められた者たちの覚悟を確認するための問い。

あの提督に言われた事が思い出される。
以下略



274: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:41:39.04 ID:jErO9bls0
千代田「どこまで? 多分、全部よ。私達が知っているって事を提督が知らない、って事まで含めて、全部」

千代田が、吹雪が。
表情は対象であるにもかかわらず、同じような顔色をした二人の娘が俺を見ている。
気付いていたのかもしれない。
以下略



275: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:42:12.66 ID:jErO9bls0
吹雪「――司令官!?」

千代田「っ!?」

ふ、と。
以下略



276: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:42:57.26 ID:jErO9bls0


共に戦うことが出来たなら。
共に傷つくことが出来たなら。
そして、もしその時が来るとして、共に沈むことが出来たなら。
以下略



277: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:43:43.00 ID:jErO9bls0



それは、どんなにか素敵な事だろう。

以下略



278: ◆p7uyiJsetI[saga]
2015/06/21(日) 17:44:19.68 ID:jErO9bls0
今回の安価は無しです、すみません。

どうせ最後なので、滅茶苦茶言わせました。文脈、思考の繋がっていない事、いない事。
ここまでお付き合いいただいた皆様にあっては、本当にありがとうございました。
ようやく進展でございます。


279:名無しNIPPER[sage]
2015/06/21(日) 17:45:41.56 ID:kJ5Iu1n0O
乙 リンクシステムであったか ジュウコンしたら沈まなくても酷いことになるな


280:名無しNIPPER[sage]
2015/06/21(日) 17:55:46.11 ID:cA3FRA0AO
乙 一気に展開したが何も不思議ではないな
力を得た提督の反乱や艦娘の反乱を防ぐ為のセイフティなのかな


666Res/244.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice