過去ログ - 【艦これ】艦娘「ケッコンカッコカリオコトワリ」 2
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◆p7uyiJsetI
[saga]
2015/07/06(月) 22:57:49.37 ID:0ZrClgpZ0
「提督は、ここでっ! 必要燃料、鋼材は!? 高速修復剤の用意を――」
そして幾人もの艦娘達に付き添われ、工廠の扉の向こうに吹雪は消えて行った。
明石「ここまで来たら大丈夫ですよ、提督。ちょっと時間はかかるかもしれませんが、もう安心です」
ここから先は、艦娘達の領域だ。
俺にできることは、もう何も。
扉の前で立ち尽くす俺に、応急処置を施してくれていた明石が声をかけてくる。
提督「ああ、すまない――」
どっと、肩の上から疲労が体に落ちてきた。
それが安心によるものなのか、無力感によるものなのか。
どちらかはわからなかったが、それでも立ったままでいるのは酷く辛かった。
扉の傍に備えられたソファに、腰を下ろそうと思いそちらに踵を返す。
ここにいたところで何の役にも立たない事は分かっているが、それでも吹雪の傍に――
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