過去ログ - 【艦これ】艦娘「ケッコンカッコカリオコトワリ」 2
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532: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:31:59.49 ID:IVrJRC7N0
旧交、というほどには古くない間柄を適当に温め、技術棟の入口の戸に手をかける。
端の方、と言われた通り、周りの植木やらの影響でいささか日当たりの悪い出入り口は少々ジメついている。
その傍らには俺が手元に持っている、恐らくはこの二人も同じものを持っているのだろう書類の題目でもあった『艦娘運用における新たな技術検討会議会場』と明朝体が書かれた真新しい立て看板が、飾り気も無く立てかけてあった。

老提督「にしても、人が少ないな」
以下略



533: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:32:26.21 ID:IVrJRC7N0
小窓の向こうには、年嵩の筋肉質の男性が一人。
この建物の守衛か、管理人か。何にせよ受付業務に携わる人物には違いなさそうなのだ。

受付「ああ、例の――」

以下略



534: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:33:07.76 ID:IVrJRC7N0
受付「ここと、ここ。それと……ああ、これか。――了解、会議場は一番上の階ですよ。上がってからは案内板をどうぞ」

封筒とその中の書類を検めて、名簿の中の三列にマーカーを引き、受付の男性は名簿を引っ込める。
それから階段脇のエレベーターを示してから、再び窓の奥に引っ込んだ。

以下略



535: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:33:41.47 ID:IVrJRC7N0
老提督「会議って割に人が少ないと思っていたが、一応は本当に開かれるんだな」

提督「確かに」

細提督「あ、僕も思いました。日付間違えたかなって思ったんですけど」
以下略



536: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:34:08.66 ID:IVrJRC7N0
提督「そうまで具体的になると、少なくとも俺は知らないな。あれかな、ってのは幾つかあるけど」

老提督「私もその程度だな。何より、艦娘に関することは噂が多すぎてどれが真実なのやら」

提督「存在自体がそもそもオカルトですからね。真偽を疑えば、それはそうなりますかね」
以下略



537: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:34:34.95 ID:IVrJRC7N0
提督「要は、秘密ではないけど、人数を絞って検討する必要があるもの、ですか」

老提督「そうなんだろうな。それでもって、本営にとっていかがわしくは無いものか」

五階。
以下略



538: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:35:03.16 ID:IVrJRC7N0
話しつつ、確信はあった。
根拠は無く、矛盾した言い方ではあるが、ぼんやりとした確信。
後になって考えればそれは、『危機』に瀕した俺が保身のために発達させた異常な嗅覚によるものだったのかもしれない。
この会議は、艦娘の現状を打破できる可能性を含むものだと。
そしてそれは現状流れている噂では一つしかない。
以下略



539: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:37:58.20 ID:IVrJRC7N0
(野郎しか出てこないから筆が進まなかったなんて言えない)

ちょっと私事の予定が良く分かんないので、次回も未定です。本当にすみません。
早く次にいけるように何とか頑張りはしますので、お付き合いいただければ。

以下略



540:名無しNIPPER[sage]
2015/09/04(金) 23:13:41.20 ID:7IkG5jpqo
乙ー
次も期待してます


541:名無しNIPPER[sage]
2015/09/05(土) 03:58:55.67 ID:a5Vg82sZo



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