過去ログ - 【艦これ】艦娘「ケッコンカッコカリオコトワリ」 2
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◆p7uyiJsetI
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2016/01/18(月) 21:14:57.26 ID:byJkiM+B0
白衣「私達はそれを突き詰めてみました。まず、基本的なアプローチから」
スクリーンの映像は、白衣の言葉と共にくるくると変わっていき、彼の言葉を補足する映像を次々と映し出す。
白衣「分かっていることは幾つかあります。
以下略
585
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/18(月) 21:15:31.83 ID:byJkiM+B0
さて、という一呼吸をおいて、再びスクリーンの画像が変わる。
デフォルメされた艦船をバックに、半透明の艦娘の姿。
白衣「彼女らは船であり、しかし先の『1.』を踏まえると限界まで練度を上げようとも彼女らは厳密には船とは言えません。100%ではないのですから」
以下略
586
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/18(月) 21:16:02.77 ID:byJkiM+B0
白衣の言葉、そしてスクリーン上の動きと共に、誰からともなく吐き出される言葉。
それら言葉の往来と並行して、画面端から顔を出した『提督』はてこてこと真ん中に向かって歩を進める。
画面の真ん中に浮かんでいる、艦船に向かって。
そして、すーっと船から下ろされた艦橋を登って、艦首に入っていく。
以下略
587
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/18(月) 21:16:38.23 ID:byJkiM+B0
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588
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/18(月) 21:17:16.42 ID:byJkiM+B0
しん、と静まり返った会議場。
スクリーンには大写しの図が一枚。
その図の左側。提督を表す人型は、一部がほんの少しだけ欠けていた。
その欠けた部分から伸びる矢印の先に炎。
以下略
589
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/18(月) 21:17:50.99 ID:byJkiM+B0
白衣「艦娘の魂と器は人は異なると言いましたが、一方で同じ部分もあります。魂と器。双方が互いに影響しあい、存在しているということです」
支持棒の先が、くるりと艦娘の人型を囲う。
白衣「艦娘は人に比べて魂と器が明確に独立している。それだけに人と比べてそれぞれが強固に結びつきあってもいます。ここまでは良いでしょうか?」
以下略
590
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/18(月) 21:18:23.57 ID:byJkiM+B0
老提督「人に魂があると、何故わかる?」
提督「――何を」
老提督「黙っていろ」
以下略
591
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/18(月) 21:19:02.38 ID:byJkiM+B0
老提督「ケチを付けたいわけではない。分かっているとは思うが」
白衣「ええ、もちろん。事は我々だけではない。下手をすれば、彼女達の身の安全にもかかわる事です。慎重になるのは当然です」
むしろそういった方々だからこそ、今日お呼びしたのですから。
以下略
592
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/18(月) 21:19:48.15 ID:byJkiM+B0
老提督「確かにそれも悪くは無い。が、艦であった彼女らがそれらを学習し、踏襲していると言ってしまうことも出来るが」
白衣「そうですね。その通りです」
魂と記憶の相互関係については、艦娘が前大戦の関連記憶を持っていることで納得はできる。
以下略
593
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/18(月) 21:20:25.35 ID:byJkiM+B0
翁の物言いははっきり言えば横槍だ。言いがかりに等しい。
白衣に対する証明ばかりを求め、自分はただ質問をするだけ。
翁自身もそれは分かった上であえてそうしているのだろうが、しかしそんな一方的な暴力にも似たそれに気を悪くした様子もなく白衣はにこにこと笑う。
白衣「もう一度、図をご覧いただいてよろしいでしょうか?」
以下略
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