過去ログ - 【艦これ】艦娘「ケッコンカッコカリオコトワリ」 2
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616: ◆p7uyiJsetI[sage saga]
2016/01/21(木) 18:39:53.66 ID:9f0yzbAD0
後は、白衣が口にするだろう解散の音頭を待つばかりか、といったところで彼が発したのはむしろ予想とは真逆だった。

白衣「ああ、すみません。とは言っても、今日の所はむしろこれが本題でして」

一瞬、室内に流れた妙な雰囲気を敏感に察知し、白衣は両手を振って取り繕う。
まだ時間も早いですからもう少しは良いでしょう、と付け足し、白衣は持ち込んだ大学ノートを目の前に広げた。
言われて会議室の壁掛け時計に目をやると、確かに白衣がここに入室してから、まだそれほどの時間は経っていないようだ。

白衣「助かります。まあ、実はこの技術、技術部でも正式な名称が決まっていなくて。これを機に皆さんを交えて決めてしまおうかと思いまして」

白衣に前に広げられたノートにはいくつかの走り書きと、それを塗りつぶすインクが何行も連なっていた。
その筆跡はそれぞれ異なっていて、恐らくあれは部内でこの技術に関わっている幾人もの人間が案を出す用のノートなのだろうと推し量れた。

  「名称、か」

白衣「ええ。術式自体はほぼ完成、あとはどういった運用をしていくかなどの技術の詰めとその過程報告の為の会議がこの会議です。その為に開催期間は長めにとってありますし、なにより本格的に運用に移るにもまず名前が無いと」

白衣はぺらぺらと手元のノートを捲り、まだ何も書き込まれていないページを開くと、胸ポケットからボールペンを取り出す。


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