過去ログ - 【艦これ】艦娘「ケッコンカッコカリオコトワリ」 2
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◆p7uyiJsetI
[saga]
2015/06/08(月) 15:32:59.41 ID:U2lmlz600
下手を、打った。
良い匂いだった。
付け加えれば微妙に湿気を感じた。
だから明石に治してもらったんじゃないな、と直感的に結論付けてしまった。
以下略
80
:
◆p7uyiJsetI
[saga]
2015/06/08(月) 15:33:47.77 ID:U2lmlz600
もう、為す術はない。
今はとりあえず彼女を見送ろう。
そしてお互いの頭が冷めた頃、もう一度話し合おう。
多分それが一番いいし、多分それしか無い。
今はそうしてもらった方が、若干ではあるが好都合だし。
以下略
81
:
◆p7uyiJsetI
[saga]
2015/06/08(月) 15:34:20.96 ID:U2lmlz600
足柄「あーあ」
そしてその余韻が消えた頃、角から足柄がひょい、と顔だけを覗かせる。
呑気なもんだ。
以下略
82
:
◆p7uyiJsetI
[saga]
2015/06/08(月) 15:35:05.14 ID:U2lmlz600
そして五月雨がああまでして見せまいとした足柄の格好は、まあ、確かに。
カーキ色のタンクトップと、同色のホットパンツ。
しかもヘソ出し。
首にこそ汗拭き用のタオルを引っ掻けてはいるが、五月雨の言った通り艤装はつけっぱなしで、その砲塔が煤けてはいるが、その露出度は妙高型の、腰にマウントするタイプの艤装と妙にマッチングしている。
以下略
83
:
◆p7uyiJsetI
[saga]
2015/06/08(月) 15:35:49.46 ID:U2lmlz600
提督「いや……」
まあ、男性である俺に対してはもちろん、女性に対してだって刺激が強かろう。
彼女に、その格好とその服装を選択させるに至った理由は、言うまでもなく彼女のズボラさだ。
それを考えれば、そこに女性的な魅力たる『色気』は皆無だと言っていい。
以下略
84
:
◆p7uyiJsetI
[saga]
2015/06/08(月) 15:36:22.63 ID:U2lmlz600
じっと動かない俺に、足柄は重ねて疑問の声を寄越す。
提督「いや、何ていうか。――風邪はひくなよ」
足柄「わかってるわよ、そんな事は」
以下略
85
:
◆p7uyiJsetI
[saga]
2015/06/08(月) 15:37:06.95 ID:U2lmlz600
その艤装を掴んで止める。
彼女が歩いて行こうとしていたのは、鎮守府の外へ続く方向だ。
五月雨には方便で、体を休めたり遊んだりする以外は禁止、とは言ったものの、別に鍛錬すること自体に問題があるわけではない。
が、足柄は既に汗だくの状態。
足柄、いや、妙高型の全員もまた件の時期以来、球磨ほどではないにしろ鍛錬が多くなった艦娘だ。
以下略
86
:
◆p7uyiJsetI
[saga]
2015/06/08(月) 15:37:44.73 ID:U2lmlz600
じゃないと勝利なんて掴めないわよ、と足柄。
寝溜め、というのは良く聞くが、足柄の場合は動き溜めと言ったところか。
普段からして異常なほど勝利に拘泥する彼女らしいと言えばらしいが、それにしたってだ。
提督「そうは言っても、足柄な」
以下略
87
:
◆p7uyiJsetI
[saga]
2015/06/08(月) 15:38:23.13 ID:U2lmlz600
提督「あ、足柄?」
足柄「目一杯、体を動かせばそんな考えも吹っ飛ぶわよ。付き合いなさい。さあ、行くわよー」
提督「あ、足柄!? そうじゃなくて今はな、いや、それよりも俺、身体を動かすんだったらもう早朝に」
以下略
88
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◆p7uyiJsetI
[saga]
2015/06/08(月) 15:38:49.09 ID:U2lmlz600
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89
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◆p7uyiJsetI
[saga]
2015/06/08(月) 15:39:35.60 ID:U2lmlz600
足柄「〜〜〜〜っ! あーっ、疲れたーっ!」
提督「……っ、ふぅーっ」
たっぷり走った。
以下略
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