962: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2018/01/29(月) 04:17:47.96 ID:Ap+ND2CMo
第七.七話 おまけ 持っている女
提督がホテルにいる頃、XXXX鎮守府の鳥海の部屋で、
仕事を終えた日向と鳥海が酒を飲んでいた。
日向「……ストロングゼロ……安く酔えるのはありがたい」
鳥海「……いつもの焼酎より女子力が高いです。フルーツで割っているところが」
日向(……女子力……とは少し違うと思うが、まあ……いい……)
日向が缶を傾けるが……。
日向「無くなった……次はドライにするか」
鳥海「はい、ドライ。ところで司令官さん、今日は珍しく外出してましたね」
日向「東京で偉い人に会ってくる、と言ってたな」プシッ
鳥海「そうですね」
鳥海がちびっと酒を飲む。
日向「偉い人に会う……か。まあ……悪巧みをしているとしか思えないな」グビッ
鳥海「……司令官さんは不思議な方です」
日向「……」
鳥海「海軍の幹部は、いかにも軍人という方が多いですが、司令官さんは、なんというか……」
日向「……」
鳥海「つかみどころがありません」
日向「……」
鳥海「軍人らしく仕事をキッチリするかと思えば、私生活は女をとっかえひっかえで、だらしない。
鎮守府の経理には目を光らせるくせに、自分の財政は完全に破綻。
部下と女の人生の世話はよくしますが、自分の人生の世話は出来ない……」
日向「提督の下がイヤなのか?」
鳥海「いえ。矛盾だらけの司令官さんが不思議なだけです」
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