過去ログ - 一色いろはは諦めきれない
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17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/21(木) 22:44:51.35 ID:7ApHxlU3o
それの、どこが悪いんですか。

……ほんと、くだらない。

生徒会長とかやりたくもないし、しかも信任投票。
以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/21(木) 22:45:50.54 ID:7ApHxlU3o
そこで初めて知った奉仕部の存在。

なんでも生徒の相談事を聞いて、手助けしてくれる部活らしい。

はー……変わったことをやる人たちがいるもんですねー……。
以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/21(木) 22:48:30.39 ID:7ApHxlU3o
特別棟の入ったことのない部屋の扉をくぐる。

中には結衣先輩と、噂で聞いたことのある雪ノ下先輩と、どこかで見たことがあるような気がする、変な目をした男の人がいた。

これが、わたしと奉仕部と、先輩との出会い。
以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/21(木) 22:49:38.89 ID:7ApHxlU3o
まあわたしが生徒会長にならなければなんだっていいんですけどね……。

そう思ってたのに、最終的には先輩に乗せられる形で生徒会長を引き受けることになった。

釈然としない部分はいくつかあったけど、一年生なのにサッカー部のマネージャーと生徒会長を兼任する健気なわたし☆という先輩の言葉は確かに魅力的だった。
以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/21(木) 22:50:45.48 ID:7ApHxlU3o
簡単に手玉に取れそうなタイプの男子に見えたけど、そうじゃないみたい。

わたしが望むわたしの姿、その方向性を理解している。

つまり、わたしの作っている部分を見透かした上で、それでも構わないと後押しをしたことになる。
以下略



22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/21(木) 22:51:54.05 ID:7ApHxlU3o
ただわたしのことに興味がないだけかもしれないけど、それをわかった上で認めてくれる先輩のことに、少しだけ興味が沸いた。



生徒会長選挙の依頼を通じて、わたしは奉仕部の先輩たちに好印象を抱いた。
以下略



23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/21(木) 22:53:36.91 ID:7ApHxlU3o
ちょっとだけ先輩に興味があるのも確かですけど、だいたい生徒会長になったのは先輩のせいなんですからね。

しっかり手伝ってもらいますよー。

そう思って奉仕部の扉をくぐって甘えながらお願いをしたけど、奉仕部の雰囲気は前よりもさらに妙なものになっていた。
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24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/21(木) 22:55:20.72 ID:7ApHxlU3o
そこでの先輩はわたしが思っていたよりも、ずっと真面目で、有能で、優しかった。

人って見かけによらないもんですね……。

人にあざといとか言っておきながら、いいですって言ってるのに奪ってまで荷物を持ってくれたのはあざとくて……でも、とても嬉しかった。
以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/21(木) 22:56:46.54 ID:7ApHxlU3o
そのあとは三人で、奉仕部として手伝ってくれることになり、イベントは無事成功を収めることができた。

奉仕部の先輩たち三人の間に、見えない信頼のようなものが見えた気がした。


以下略



26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/21(木) 22:58:08.29 ID:7ApHxlU3o
ましてや同級生の先輩となんか、話をしている自分が全く想像できない。

今わたしの周りにいる、有象無象のモテナイ君と同等、もしくはそれ以下で気付きもしないかも。

それなら、一年早く生まれてこなかったことを幸運だと思わないと。
以下略



27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/21(木) 22:59:27.94 ID:7ApHxlU3o
三人の間にうっすら見える気がする、わたしの憧れ。

わたしもそこに近づいてみたい。

何が見えるんだろう。
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