過去ログ - 京子「変わるものと」あかり「変わらないもの」
↓
1-
覧
板
20
14
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/05/21(木) 22:42:25.06 ID:PIOpB9hIo
「あかりー!」
「なぁに?」
「あのさー、明日も……」
「え?」
大きく揺れるブランコから話しかけるので、京子ちゃんの声は飛び飛びになってしまって、よく聞こえません。
「えいっ」ぴょんっ
「きゃっ!」
京子ちゃんはブランコの一番高い所から飛び降りると、上手に着地しました。
あかりちゃんが驚いていると、くるっと回った京子ちゃんが、笑顔で言いました。
「明日も……学校が終わったら、遊ばない?」
「えっ……」
「なんなら、うちに泊まってってもいいよ! そんでさ、火曜日一緒に学校行くの! どうかな」
「う、う〜ん……お母さんが良いって言えば、いいけど……」
「ほんと!? じゃあ今からあかりの家行こうか! 私もあかりのお母さんにお願いするよ!」
「ええっ?」
急なアイデアをぽんぽんと出した京子ちゃんは、あかりちゃんのおうちの方面に向かって歩き出しました。
あかりちゃんもブランコをとめて、慌ててついていきます。
「ほ、ほんとに明日も一緒に遊ぶの?」
「うん! なんで?」
「だって……ごらく部もあるし、そこでも遊べるでしょ? そんな毎日……」
「毎日遊んでたじゃん、昔は。昔はできて今はできないことなんか、無いんだから!」
「そうかもしれないけど……」
「ごらく部が終わった後でもいいよ。遊ばなくたって……宿題見てあげてもいいし! それならいいでしょ?」
「う、うん。あかりはいいんだけど……」
「じゃあ決まり! 明日も一緒だ!」
京子ちゃんは、あかりちゃんの手をとって大きく歩き出しました。
二人であかりちゃんのお母さんにお願いにいったら、いいよと言ってもらえました。
学校がある普通の日にお泊りなんて、あかりちゃんは初めてのことかもしれませんでした。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
44Res/46.92 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 京子「変わるものと」あかり「変わらないもの」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1432214943/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice