過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
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100:名無しNIPPER[saga]
2015/05/23(土) 19:55:27.91 ID:EvAdh4O3o



あやせはベッドの脇に体育座りしており、顔を腕に埋めていた。

呼吸の為に上下する胸の動きが無ければ、まるで彫像のようだ。

京介「あやせ、昨日はすまなかった」

京介「俺はお前とセックスが出来て、調子に乗ってたんだ」

京介「だから昨日はあやせの矜持を踏みにじるような酷い発言をしてしまった。何を言っても許して貰えると思い上がっていた」

京介「不思議だよな。最初はキスだけで良かったはずなんだ。それがどんどんとあやせが欲しくなっていって」

京介「終いにはあやせと会う度にセックスしたくて仕方なかった」

京介「それが、お前の覚悟――学校を辞め、働きに出ようとまでする強い想い――に寄っかかってるなんて考えもしないで」

京介「俺もあやせを抱いた時に覚悟は出来てるつもりだった。だけど、あやせと比べると凄くちっぽけな物だったって分からされたよ」

京介「昨日あやせに怒られてさ、俺はどれだけあやせに甘えてたか思い知らされた」

京介「そして痛感した。今の俺じゃあやせの隣に立つ資格なんて無い」

京介「改めて、昨日はごめんなさい。そして」

京介「俺と別れてくれ」

あやせ「え……」

初めてあやせに動きがあった。緩慢に顔を上げ、焦点の合ってない瞳で俺を見る。涙の跡が痛々しい。



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